天気予報とハイキングの服装

ニュージーランドは強い偏西風が常に吹いているローリング・フォーティーズ(吠える40度、Roaring Forties)に位置しています。ここの天気は“一日の中に一年の天気がある”と例えられ、日が出ると途端に暑くなり、日が陰って風が吹き始めると急に震えるほど寒くなります。一年で一番天候が安定して暖かい2月にも、南アルプスの山の中では大雪に見舞われることすらあります。

ニュージーランドでは日帰りのトレッキングでも食料と水、防寒着とレインウェアは必携。急な寒暖の差に対応できるように! ジーンズなどの綿製品は濡れると低体温症の危険があるので厳禁です。ニュージーランド産のメリノウールでできたTシャツや、ポリプロピレン製のフリースなどが保温性に優れています。防寒着にもなる上下セパレートのゴアテックス製などの透湿防水素材でできたレインウェアがベストです。

Met Service – メットサービス:
旧ニュージーランド気象庁。メットサービスが発表する警報がオフィシャルの気象警報。通常の天気予報の他、国立公園の天気予報を展開している。

Met VUW – メットビュウ:
ウェリントンにあるビクトリア大学地理学科のJames McGregorさんが提供する気象予報サイト。コンピュータ計算された6時間ごと一週間先までの予報図(Forecast Chart)が圧巻。風向きや雨の強度、気温などを詳しく知りたいときに参考になるサイト。

Windy – ウィンディ:
全世界の気象データを元に計算された風向き、雨の強度、積雪量。気温などを表示してくれるアプリ(Apple・Android)。4つの気象モデルから自分の気に入ったモデルを選ぶことができる。

インターネット以外に天気予報を見るには

  • 夕方6時50分過ぎからテレビの1チャンネル(TVNZ One)、3チャンネルで全国の天気概要が放送されます。翌日の天気予報の他、週間予報もあります。
  • クライストチャーチ・プレス(The Press)、オタゴデイリータイムス(Otago Daily Times:ダニーデン)、サウスランドタイムス(Southland Times:インバーカーギル)などの地元新聞に天気予報欄があり、天気図と近隣の国立公園の短期予報が掲載されている。
  • 各地のDOCビジターセンターでは天気予報が掲示されています。